お着物・お気楽・お着楽

第3回 夏は浴衣

夏です
夏は やはり 暑いですねえ
いくら着物好きの私でも、日中着るのには
「着るのよっ!!」と 勇気と根性が要ります
でも、夕方からなら 気軽にきられて 初心者にもやさしい
浴衣を着るいいチャンスなのであります


何といっても 浴衣は 簡単です
まあ、普通の着物に比べてといった レベルですが
それでも、極端に言ってしまえば
1枚の布を体にまとい 1本のひもで丈の長さ調節をして
もう1本のひもで胸元を抑えると理解すれば 基本は出来上がりです
これで あなたも 浴衣を着られます(^_^)v
それに帯を結べば良いのです
帯も半幅帯なので、前で結ぶのですから
結び方がわからなければ リボン結びでも何でも
見てくれが きれいでゆるまなければならば 何でもありです
結び方が問題ではなく 結べていることが問題なのです

あといろんなことが 浴衣の着方に書いてありますが
それは きれいに 着るために 必要なことです
着ることに 必要なことではありません


ということで、ぜひ皆さん 
この夏・日本の夏  浴衣にチャレンジして下さい

さてそこで、ちょっとしたコツもあります
気がついたことを書いてみましょう

暑い・あつい・熱い!!!!!!!!

着ろといわれてもねえ、
暑いですよねえ、夏ですもんねえ
いくら、夕方といえど 西日はきついし、むあっとしてるし
とても 浴衣なんて 着れるかいっ、と思いますよねえ


せめて、一汗流して・・・・・・
そこで、皆さん間違ったことをしてませんか?!

いえいえ、お風呂自体はいいんです、浴衣というくらいですから
ただし、そこで 絶対 あったまってはいけません
あくまで、汗を流すだけで むしろ ぬるま湯か水をかぶって
冷やすのです
風呂あがりで浴衣を着る時も 文明の利器 クーラーを使いましょう
いかに 暑くならずに 着るかです
慣れた人には それこそ ものの10分で着られるでしょうが
CHARENGE編の方々は 着るだけで 汗が噴き出ることでしょう
だから、クーラーで 体を冷やしながら きましょう
寒い寒いと 思うくらいに 冷やして着ると
暑い時には うっとうしい補正が 保冷材料となり冷たい体をキープしてくれるのです
そして、外に出れば 夏なんだから冷えることはなく あったまって飽和するのです

もちろん ドアTOドアで 彼氏のお迎えが車であって
冷房の中から 冷房へ という人には関係ないのですが

一般的に 暑いというのは みんなの悩みかなと 思いまして・・・・・・・


文庫じゃねえ・・・・・・            

文庫じゃ ちょっと気恥ずかしい
そんな方は、ちょっと文庫を変えるだけで
雰囲気が変わります
       
左の写真は 文庫の結ぶ部分を半分に折らずに
幅のまま つかって羽の部分もリボンのようにせず
幅のままつかったものです

その名のとうり
箱結びと言います
羽根にはりがあった方が見た目にきれいなので
くたっとしていたら、厚紙をしんに入れるとよいでしょう
結び目から緩みそうなら 
そこを輪ゴムで縛ってしまいましょう
羽を大きく作りましたが、も少し小さいとより粋になります
普通の文庫と大分 趣が違うでしょう

普通の着物に合わせても OKだし
帯揚げ、帯締めを入れても いけます


または 真ん中の写真の様に細く粋に ねじってしまいましょう
トンボといいます
普通に手で羽をくるむだけだとすると、幅の太さに戻ろうとします
輪ゴムか黒ゴムで 最初に形を作りましょう
あとは 同じ手順です

または、右の様に 貝の口ですね

いろいろあるので 工夫して下さい
襟がねえ くたっとしちゃって・・・・・・・・・・・・・・・・

襟しんを使いましょう
何も入れないと 汗で くたっとしてしまいます、

襟しんがなければ ちょっと厚い紙を
(色紙くらい)その幅に折りたたんで
いれてもOKです
入れる場所は襟にかぶせてある布の
裏側の縫い目を ほどいて 入れます

それだけで 全然違います


でも
子どもは襟を抜かないので これは必要ありません



襟が詰まって胸元がぐずぐずに・・・・・・・・・・・・・・・・

  
それは、裏技を使いましょう
浴衣の裏に 襟抜き用のひもをつけましょう
襟を大胆かなと思うくらい抜いて
その位置でひもを前の胸の下にまわして
それを浴衣の中で結わえるのです
そうすれば、襟は固定されて前にかぶってきません
つける時はめんどくさいけど
つけっぱなしにしとけばいいんだから
5分もかからない手間で、1年くらいは楽できるんですよ
   
それで、前の襟を抑える役目は着物ベルトか
やはりひもをつけてしまいましょう
よく 子どもの浴衣はつけひもがしてありますよね
あれは ちょっとやそっと 動いてもいいようにです
ならば、その知恵を 大人も活用しようではありませんか

前から後ろから 抑えてしまえば
着崩れなど ありえませんよ


ああ、あと 鎖骨が出でいる人は
鎖骨の下あたりに ハンカチ大の補正を
入れるといいのです
あと、スポーツブラにして 胸を作らないことです
きれいに 着られるしね

これは 浴衣だけでなく 着物全般に通用するテクです

                  

いかがですか
ちょっとしたことで すごーーーく楽できることが
あるんですよ
でこぼこしている体に 平面のキレを纏うのだから
工夫も必要なのです



さあ、 この夏、日本の夏、浴衣 RET‘S TRY!!

                 

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