れーこの叫び                 


いいまつがい(言い間違い)

言い間違い、
誰にでもあるよね、言い間違い
それが、絶妙なタイミングとニュアンスをもって
発せられると それは「いいまつがい」となり 笑いのツボに入る



いいまつがい 用法その1 嗚呼勘違い

クイズです
どこかに 行って すぐ戻ってこなければいけないことを表す言葉はなあに?
「トンビがえり!」  ブウーーー  「トンボがえり」
そう、生まれてから ん十年、結婚してじゅんじさんに指摘されるまで
トンビがクルリと輪を描いた の イメージで 私の頭の辞書にはトンビが存在していた
いつ、どうして、「トンボがえり」が「トンビがえり」になったのか
わたしだって、わからない
子どものころは 街中で育ったから とんびにお友達はいない
だけど なぜか トンボが トンビになり
ただ、くるくると 頭の中でとんびが輪を描いて舞っているだけだ
それが発覚して 散々じゅんじさんにバカにされたのは いうまでもない
そのバカの仕方が 小躍りする勢いで 鬼の首を取ったように うれしそーに
言い立てていた
よほど、日頃 うっぷんがたまっていることは 推察される
わたしは そんなに いじめていないぞ



いいまつがい 用法その2 言いにくいんだもん

私は早口言葉が苦手だ、早口で喋られるのも苦手だ
一応 にこにこ聞くふりはしているが、実際は情報処理能力がおいつかず
半分くらいに人の話を 端折ってる
だから、早口の人との会話は スリルとごまかしのサスペンスショーとなる

そんな私が かみそうな言葉を ちゃんと言えるはずもなく
よく 咬む かつ 自分で言葉を作ってしまう
例えば
「あとさずり」…… ブウーーーー 「あとずさり」
「天真漫爛」 …… 
ブウーーーー 「天真爛漫」

まあ、大して困ることもなく 大体は意味も伝わるし 「ん?」という
顔をされることも たまにあるが あまり本人が間違っているということを分かっていない
だから 私が動じずににこにこしていると 相手の方が 
『あら、私間違ってたのね』と勝手に思うことすらある
他人さまは これで済むのだが うちのじゅんじさんは やはりうれしそーーーに攻めてくる
彼は 知識の拠りどころは 「美味しんぼ」と「落語」なので
思わぬところで 物知りだったりする。
ああ、油断大敵
やはり、日頃のうっぷんを ここで晴らしていると 思われる


いいまつがい 用法その3 あとからみたものに置き換わる


最後に いままでで 最大の笑いのツボにはいった いいまつがいをコクります

そう、それはムスコがまだ小さかった時(でも、小学1,2年にはなってたような…)
お風呂に1人で入るというから 扉をあけ放しで 見てたのだった
ほいで、
「ちゃんと、体をタオルをしぼって ふくだわ」
と、声をかけ、
「こおーーーー?」
と、かわいく(そう、そのころはまだ かわいかったなあ)問いかけるムスコに
「そうそう、できるじゃん」、
そしてそして


「あんたもチクビの力が つよなったねえ〜」

「・・・・・・・・・・・・」

(わたし、ムスコ、及びリビングにいるムスメ)

一端の間の後、
「だーーーーーははははははは!!!」
私がまず笑い崩れ、ムスコ・ムスメも大笑いである
そして、なんだなんだと 大騒ぎを聞きつけたじゅんじさんが下りてきて
また大笑い、笑い袋のような近所迷惑な夜が更けてゆくのであった
チクビの力ってどんなだろうと 言った本人が笑い転げながら
思うのでありました
(^_^;A



なにも 好き好んで いいまつがえるわけじゃないんだあーーーーー!
なんか 口が勝手にいっちゃうんだあーーーーー!



なんでかね、うーーーん やはり見たものに置き換わる?
ああ単純な私の頭の ばかばかばか
でも治らないから びょーーーきと思うしか仕方ないねえ 
(^_^;

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