れーこの叫び
ボヤキと叫びのバックナンバーから
名作をまとめて 本にしました
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ブドウは何房

毎日庭に出て、ブドウ棚を眺めている
どのくらいのびたか、
どこを切ればいいのか、
どこを伸ばそうか悩んでいる
だあ~って、たくさん房ができているんだもん♪
欲張り婆は楽しみなのである

さて、嵐の季節は過ぎたのか、一旦収まっているのか
最近は心穏やかに過ごしている
お気楽お茶会をするので、久々にお茶の所作を思い出したり
解説書を作ってみたり
色紙に文字を書いてみたり、なかなか文化的だ

こんなだらしない私がお茶会なんて不思議なのだが、
かしこまった時間は好きなのだ
多分、わざわざ窮屈な着物を着るのも、
窮屈な空間や作法に縛られるのも、私がそこに美しさを感じるものの、
だらしない私には到底身に付かないものなのだろうな
だから少しでも触れていたいと、
つまりは無い物ねだりなんだな

それでも亭主役は楽しい
茶碗は何にしようか(迷うほど持ってないけど)
道具は何にしようか(これも二つくらいしかない)
花はどうしよう(庭に咲いている中でだけど)
大したお道具はないけど、
持っているものや代用できそうなものを思い浮かべて思案する
この時間がいいんだよなあ
「お客様のため」というお茶の精神からは外れているけどね
いやいや、楽に楽に楽しむのがモットーだからヽ(^。^)ノ



久々に字を書いてみると、
どうしても右上がりの癖が抜けなかったりして何枚も書き直す
でもそれが、楽しいのだ
つまり、めんどくさい事が好きなのね、私
と、自分を自覚したのだった


いいもん
自然にお茶やお花や書道が、日々の中で楽しめるのはうれしいからね


でもねえ、いざお茶会を誘いかけたら、反応が冷たいんだな、これが!
こんなに茶道が一般に関心がないとはしらなんだ
訊いてみると、
「知らないし、窮屈そうだし、かっこつけてるし、興味ない」だそうだ



ああ、私はホントに少数派なんだなと、実感したのだった

それでも救いは6人くらいは集まって何とか開催できる事である
開催できればこっちのもんさ
楽しい会にするにはどうすればいいか
頭悩まして、楽しんでいる日々である


そしてまた、今日も庭にでる
ブドウは今、何房かなあ♪



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